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上司の仕事をみていて

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上司の仕事をみていて

ある方の体験談です。

介護施設で6年働いた後に資格を取り、別な事業所に転職した際の思い出です。
元いた施設の上司は、「残業は仕事を終えられない人がするもの。だらだらせずに定時になったら帰宅すること。」という意見を持った方でした。なので働いている人はほぼ残業することなく定時で仕事を終えていました。各々が引き継ぎの人に仕事を残さないようにしていたので効率も良く、和やかな職場だったと思います。
6年働いた後に資格を取得したのですが、そこの施設には資格を持つ人が数名いたため、資格をいかすために別な事業所への転職をすることにしました。
新しい事業所では、定時になっても誰も帰宅することなくパソコンを叩いている状況にびっくりしました。新人だった私は、仕事を覚えないとと必死になり真似をするように残業をするようになりました。そこの事業所は書類に残業時間、理由を記入し所属長と事務長に印鑑を貰うことで残業が認められるシステムでしたが、後に同僚から教えてもらうまでは分からなかったシステムでした。定時が17時30分ですが21時?22時までほぼ毎日残業していたので必然的にサービス残業となっていました。
上司は真面目な方のようで1つの質問をすると、その質問に至るまでの出来事や考えなどを1?10まで確認しないと答えられないとの考えを持つ方でした。なので1つの質問の返答を得るのに1時間以上考えてくれることも多々あり、その上司が帰らなければ一緒に残業しなければいけないと考えるようになったのです。
しかし毎日残業し頭を使い続けることは私には無理だったようで、2年目のある日倒れてしまいました。救急車で運ばれ入院となった際にも仕事の心配をしていた私ですが、ふと「何をそんなに頑張っているのか」と考えるようになったので、その後は残業することなく定時で帰宅するようになりました。
身体を壊すまで気付かなかったことですが、自分の容量を知ることが出来た良い経験でした。

ここまで。

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